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2008年の流行語 |
発信時間: 2008-12-12 | チャイナネット |
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(1)「什錦八宝飯」 2008年、中国の胡錦涛主席や温家宝総理に特設ファンサイトが立ち上げられた。 サイトの名は「什錦八宝FANS圏」といい、両氏の名前にある「錦」と「宝」の文字を掛け合わせた上で、「ファン」を「飯」の字を当てている。ちなみに、什錦八宝飯とは中国人がよく食べる五目八宝飯のことである。 胡錦涛主席と温家宝首相は2003年インターネット利用者としての身分を広く公開し、インターネットを重視する姿勢を示した。胡錦涛主席は今年6月20日に人民ネットを通じて、中国最高指導者とネット利用者との初のオンライン交流を実現させた。これにより、国民により近づくという中国指導者のイメージでまた株が上がった。
(2)「人としてCNNのようになるな」 米国CNNテレビがチベットのラサで起きた暴力犯罪事件について事実を歪曲した報道を行い、CNNキャスター、ジャック・キャファティ氏がアメリカで北京五輪の聖火リレー期間中に中国を侮辱した発言をしたことは、世界の華人たちの強い憤りを引き起こした。これに対して、世界の華人たちは、CNNに対して厳正なる謝罪を要求したことが分かった。 これにより、「人として、CNNのようになるな」という言葉がインターネットで流行した。
(3)「很黄很暴力」 「很黄很暴力」という言葉は、中国国家テレビ局である中央テレビの『新聞聯播』(ニュース報道)から生まれた。インターネット視聴の浄化に関するニュースで、13歳の少女がインタビューを受けた際、「この間、インターネットを利用した時、エッチで暴力的な(很黄很暴力)ウェブページが突然出て来て、びっくりした」と答えたことがきっかけでした。「很黄很暴力」という言葉や「很○很○○」という言い方も流行した。
(4)「山寨春晩」 日本の「紅白歌合戦」にあたるCCTV・中国中央テレビ局の大晦日(旧暦)の定例番組「春節晩会(春節交歓の夕べ)」(略称「春晩」)は多くの中国人にとって、大晦日に欠かせない楽しみの一つである。しかしこのところ、CCTVの「春晩」より、「山寨春晩」の方がずっと話題を呼んでいる。中国の大手検索エンジンに「山寨春晩」を入力すると、2790万件以上のヒットがある。 実は、「山寨(山中の砦の意味)」はもともとは広東語で、政府からの生産許可証のない無名の携帯電話メーカーが違法で、有名ブランドを模倣した製品を生産し、格安で販売する現象、もしくはその携帯電話のことを指す。政府の管理から逃れる様子を砦に隠れている様子にたとえてこの名前がついたということである。 今年は、突然この言葉の使用範囲が広まり、いわゆる有名ブランドの「モノマネ」が、偽者にもかかわらず自らのことを誇りに感じているかのような様子を皮肉って使われるようになった。 そのため、あるウェブサイトがCCTVの「春晩」を真似て「山寨春晩」を企画し、インターネットを通じて生放送することを発表した。そして、CCSTV(China Countryside TV)と名づけ、ネットを通じて全国規模で出し物を募集したところ、応募者が多数殺到したということである。さらに、10日には、山寨春晩のポスターも発表され、いよいよ話題となっている。 現在、「山寨」の勢いは携帯電話やネット番組「春節晩会」だけにとどまらず、山寨バージョンのファッションやポップ音楽なども相次いで登場している。今年の冬、「山寨」の風が吹き荒れるでしょう。
「中国国際放送局 日本語部」より 2008年12月12日
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