パソコンを立ち上げ、デジタル遠隔操作ソフトウェアを操作、各種センサー・地理情報システム・GPSなどを駆使し、農園の遠隔管理を行う。まさに魔法のような農園管理システムが、このほど上海にお目見えした。「新聞晨報」が伝えた。
このほど、松江現代農業パーク五○モデルエリアにある上海農業科学普及館松江館、および金山区廊下鎮にある上海農業科学普及館金山館がそれぞれ一般客を対象に開放された。科学普及館落成式典の席上、上海ではすでに一部の農園で上記のようなパソコンを活用した自動管理の「デジタル農園」が出現していることが明らかにされた。
上海農業科学普及館金山館の内部では、「デジタル農園」に関する展示が行われている。農民は自宅でパソコンを立ち上げ、栽培する野菜の名前を入力、具体的地点をクリックすると、パソコンが土壌の養分に基づき、自動的にチッソ・リン・カリウムなどの必要な散布量を算出、必要な地点に正確に散布を行う。操作者は自宅の外からでも、電話回線を通じて遠隔操作が可能となっている。「専用の土壌測定器が土壌の状態を測定し、データをパソコンに伝送して分析が行われ、実際の土壌力と理想的な土壌力の対比を行うことで、農民は具体的箇所にピンポイントで肥料を散布することが出来る」。科学普及館の関連責任者によると、この新時代の「デジタル農園」はすでに金山区廊下鎮で運営されているという。(編集HT)
※○:「厂」の中に「車」
「人民網日本語版」2008年12月15日