「私たちは現在、馬鈴薯に関する実験を行っている。実験はすでに完了した。私たちは馬鈴薯を乳酸に変え、使い捨て弁当箱を作り出すことができた。この弁当箱は生分解可能なものだ」。甘粛省科学技術協会の史振業・第一副主席はこのほど、同省が馬鈴薯研究で新たな成果を挙げたことを明らかにした。「西部商報」が伝えた。
甘粛省は農業部から、「馬鈴薯の都」との誉れを受けている。史副主席によると、馬鈴薯はジャガイモとして消費される場合、価格はさほど高いものではない。しかしジャガイモは化学工業原料・食品添加物・建材用添加剤として加工することにより、その価値は上がるという。馬鈴薯は食用需要をまかなうだけではなく、工業用基礎原料として重要な役割を担うことができる。
史副主席によると、甘粛省の進めている馬鈴薯に関する実験はすでに終了したものの、産業化には至っていない。液体化した馬鈴薯で作った生分解可能な弁当箱が産業化されれば、環境保護の役にも立つし資源の節約も可能となる。(編集HT)
「人民網日本語版」2008年12月18日