礼服は合計16着デザインされた。うち男性用の1着は国旗掲揚用の制服。女性用15着は5種類に分類されており、オリンピック302、パラリンピック472の表彰式で、異なる競技施設や試合で着用される。
※分類第1:「青花磁」が主体。世界的に知られる中国の青花磁器をインスピレーションにデザインした。中国伝統の針刺しゅうを応用することで、イメージ的に生き生きと青花磁器のぼかし効果を再現。コリドーデザインで中国女性のしなやかな曲線を際立たせている。
※分類第2:サファイアブルーが主体。ウエストに伝統的な金刺しゅうであつらえたベルトを採用。図案は中国伝統文化の中で美を称える興趣と麗しい願望を最も備えた吉祥の文様――「江山海牙」と「牡丹」を選択。中国式の立ち襟を西洋式の肩部に合わせたデザインにすることで、中国女性の鷹揚で高貴な気質を表現している。
※分類第3:国樹のエンジュの緑が主体。立体的な銀糸の刺しゅうによる吉祥の牡丹を女性の優美な曲線を表す文様と結合させることで、なよやかな体つきと東洋女性の穏やかな気質が一段と表われている。
※分類第4:「玉脂白」が主体。金に玉を象嵌した五輪メダルの理念により近づけるため、彩色刺しゅうのベルトに玉の装身具をデザイン。中国の玉文化の完ぺき性を再現したほか、伝統的なチーパオのデザインに新たな革新をもたらした。
※分類第5:ピンクが主体。伝統的な金の刺しゅうによる花模様で腰部を飾ることで、完ぺきな人体の比率を浮き出している。襟部のデザインは頸部の優美なラインを際立たせている。
※国旗掲揚用の制服:「青花磁」の礼服と距離は離れていても調和が必要な国旗掲揚者の服装でも、中国伝統文化を体現しており、「陽剛」の気も失われていない。
「チャイナネット」2008年8月1日 |