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「両院」院士の80%が海外留学経験あり
発信時間: 2009-01-04 | チャイナネット

 中国留学生博物館の李克欣・館長はこのほど記者の取材を受け、海外留学が開放された30年前から現在までに、中国人留学生の総数は136万人に達したことを明らかにした。そのうち37万人は学業を終えて帰国し、中華民族の富強と世界進出を促す人材となっている。

 李館長によると、中国は1978年、留学生の海外派遣の歩みを速める計画を打ち出した。同年12月26日、最初の52人の留学生が中国と米国の国交樹立を目前に米国に赴いた。この留学生派遣によって、改革開放初期の中国は世界への大きな一歩を踏み出した。1847年から1978年までの130年間に14万人に過ぎなかった中国の留学生は、改革開放後に飛躍的に増加し、規模と成果の両方で大きな前進を果たした。中国人留学生は現在、世界の109カ国・地域に分布している。

 李館長によると、海外への留学と卒業後の帰国を奨励する国家の政策は留学生に対して大きな影響を与えている。帰国留学生はここ数年、年間13%のスピードで増加しており、国家建設の重要なパワーの一つとなりつつある。教育部直属大学の校長の約80%、両院(中国科学院、中国工学院)の院士の81%、「長江学者」に選出された研究者の95%、「国家863計画」の首席科学者の約80%が海外留学の経験を持っている。また帰国して起業する留学生も増加している。上海では、帰国留学生が創業した企業は3800社に達し、総投資額は5億元近くに達している。

 「人民網日本語版」2009年1月4日

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