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6千年前からお茶を楽しんでいた?余姚で茶樹の根出土
発信時間: 2009-01-13 | チャイナネット

 

日本の金沢大学で行なわれた報告会で、浙江省余姚の田螺山で出土した木の根は、6000年前に栽培されたツバキ属の木の根であることが分かった。もしこの木が茶の木だと確認されれば、茶の起源や喫茶の歴史がさらに4000年前まで遡ることになる。

浙江省考古研究所の孫国平研究員は、「これらの木の根は、2004年の初めての発掘で出土した。色は褐色で、十数本の根は地下約1メートルの下層の2つの場所から見つかり、現場には浅い穴が掘られた痕跡もあったことから、人が栽培したと考えられる」と説明する。

これらの木の根は、昨年に日本の植物考古学者に送られ、研究の結果ツバキ属だという結論が出た。孫国平研究員は、ツバキ属にはまだ多くの種類があり、この木が茶の木であるかどうかが今後の研究目標だと言う。

現段階でお茶の起源については、史料から2000年前の前漢時代だとされているが、もし今回出土したものが茶の木であれば、中国の人たちは6000年前から茶の木を栽培し、陶器でお茶を入れて飲んでいたことが裏付けられる。

 

関連資料:田螺山遺跡について

田螺山遺跡は河姆渡遺跡と同じ河姆渡文明に属する。田螺山遺跡は、浙江省余姚市三七市相*(上は夭、下は山)村にある田螺山という岡の周辺にあり、河姆渡からは7キロの距離。遺跡面積は約3000平方メートルで、地下3メートルには6000年から7000年前の集落が保存されている。

ここには高床式の建築遺跡が多く残されており、方形で木の柱の建築物の遺跡は規模が大きく、加工技術も高い。河姆渡遺跡の同じ時期の建築物より進歩している。

また河姆渡遺跡に比べ、美しい文様が施された陶器や木製のかいなど豊かな文物が出土しており、現在も発掘作業が続いている。

 

「チャイナネット」2009年1月13日

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