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海面水位、昨年最高に 島への浸水は今後百年なし
発信時間: 2009-01-20 | チャイナネット

 2008年の中国沿海の海面水位は、2007年比14ミリメートル上昇、ここ10年で最高となった。国家海洋情報センター担当者はこのほど、今後30年で、中国の海面水位は2008年比80ー130ミリメートル上昇する見通しであると発表した。しかし、島が浸水の被害に遭うようなことは、今後100年は起こり得ないという。「新京報」が伝えた。

 国家海洋局が発表した「2008年中国海洋環境品質公報」によると、中国沿海の海面水位は、過去30年で全体的にじわじわ上昇した。海面上昇率は年平均2.6ミリメートルと、世界全体の平均値より高い。また、南中国海沿海の海面上昇率は北部よりかなり高い。国家海洋信息センター環境部の陳満春・主任は、「海面水位の上昇は2008年にピークを迎えた。海面水位の上昇は、一部の島国国家にかなり大きな影響を及ぼす。しかし、中国について言えば、上昇による影響は今のところ、それほど深刻なものではない」とコメントしている。(編集KM)

 「人民網日本語版」2009年1月20日

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