中国科学院は2009年、先進国や中国の近隣諸国、および国際的な科学技術組織との協力を積極的に推進すると示した。

それによると、先進国との協力において、中国科学院は重点的に国立科学研究機構や大学の研究所、大企業との戦略的に協力を強化する。また、項目別、組織的な協力においても、主導権を持ちつつ、共に利益をもたらすような新たなモデルづくりを積極的に進める。

近隣諸国との協力において、中国科学院は国立科学研究機構との協力を強化し、生物多様性や持続可能な資源開発、環境保護などでの共同研究を行う。

国際的な科学技術組織との協力では、中国科学院は国際組織との架け橋となる人材育成計画を立ち上げ、国際的な科学技術組織に所属する科学者が世界規模での活動を企画し、若い技術者と管理者を国際組織へ所属させ、ハイレベルの国際会議が中国で開催されるよう支援する。

また、中国科学院は人材交流などの面で、「外国専門家・研究員特別招聘計画」と「外国籍青年科学者計画」をスタートさせ、外国の優れた専門家が中国科学院で中長期的な研究を行うことを支援する。

「中国国際放送局　日本語部」より2009年1月27日