ホーム>>文化>>科学技術
南極昆侖基地が完成、胡錦濤総書記が祝電
発信時間: 2009-01-29 | チャイナネット

中国初の南極内陸部観測基地・昆侖基地が27日、南極内陸部の氷床最高点「ドームA」地区に見事完成した。胡錦濤・中国共産党中央総書記(国家主席)は、党中央と国務院を代表して、熱烈な祝電を観測隊に送り、南極の苛酷な環境の中で困難に立ち向かい、団結して協力し、粘り強く奮闘して、昆侖基地の建設に際立った貢献を果たした全観測隊に、心のこもった挨拶をするとともに、隊員らが旧正月を楽しく過ごし、健康で、順調に任務を果たせるよう、遠くより祈った。

胡総書記は電報で「昆侖基地の完成によって、わが国の南極観測の領域と深度は必ずやさらに開拓される。これは人類による南極の神秘の探索への、わが国による新たな重大な貢献である」と指摘。なお努力を重ね、戦いを継続し、観測活動を踏み込んで推し進め、国際協力を積極的に展開し、さらなる研究成果の取得に努め、人類による南極の神秘の解明、南極の平和利用に新たな一層の貢献を果たすよう観測隊員に求めた。

昆侖基地区の計画総建設面積は558.56平方メートル。今回完成したのは236平方メートルのメイン棟。基地完成後、中国は南極内陸部で計画的に、氷河学、天文学、地質学、地球物理学、大気科学、宇宙物理学などの科学研究、氷河氷芯探査科学ボーリング、氷下山脈ボーリング、天文・地磁気観測、衛星リモート・センシング・データ受信、人体の医学研究と医療保障研究などの科学観測および研究を実施する。

「人民網日本語版」2009年1月29日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 神舟7号放出の小型衛星がテスト完了

· 宇宙ステーション「天宮1号」TVでお披露目

· 日本 網を発射して侵入者を捕まえる警備ロボ「T-34」

· 日本、世界初の温室効果ガス観測技術衛星の打ち上げに成功

· 中国3G規格の発展に15措置 5部門共同で