河南省新鄭市にある具茨山でこのほど、岩画(岩壁や洞窟の中に描かれたり、刻み込まれた形象)が発見された。中国科学院などの専門家が2カ月以上にわたって実地調査を行った結果、この岩画は完新世中期、今から少なくとも4千--8千年前のものであることがわかった。
具茨山の岩画は、岩に刻まれた円形、四角形、線型および網状の記号からなり、その数は3千以上に上る。専門家は、この岩画の発見は、中国中部地域における岩刻・岩画の考古学的発見の空白を埋めるものとなり、中原地域の古代文化がより豊かなものとなったとしている。また、黄帝文化を含むこの地域の古代文化の研究に、新たな物的根拠を提供することとなり、重要な学術価値をもつという。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年2月2日