言語は人類にとって文化の産物であり、文化を形成する重要な一部分であるが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)はこのほど発表した最新のデータで、全世界で約2000の言語が消滅の危機にあると警鐘を鳴らした。国連はこれらの言語救済に向け、各国に協力を呼びかけている。
ユネスコによると、全世界にある6000以上の言語のうち、2200以上の言語が絶滅寸前にあるという。等級別のデータでは、538言語が「極めて危険」、502言語が「深刻」、632言語が「消滅の危険がある」、607言語が「消滅の可能性がある」だった。過去約90年間に200以上の言語がすでに失われている。言語学者は、絶滅の危機にある言語は小国や辺鄙な地域に限ったことではないと強調する。
統計では、インドで世界最高の196の言語が消滅の危機に瀕している。米国とインドネシアがそれに続き、それぞれ192言語と147言語が危うい。昨年アラスカで唯一イヤック語を話せるマリー・スミス・ジョーンズさんが逝去し、イヤック語は消滅した。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年2月23日