台北故宮博物館の周功キン院長が訪問団を率いて北京の故宮を訪れたのに続き、北京故宮博物館の鄭欣ビョウ院長が3月1日に台湾を訪問することになった。台湾の「中央通信社(CNA)」が伝えた。
台北故宮の馮明珠・副院長が、北京故宮の鄭院長率いる訪問団が3月1日から4日にかけ、台湾を訪問する予定であることを明らかにした。訪問日程は現在検討中という。
これについて台北故宮の職員は、「台北故宮の訪問団は北京故宮で一般人の立入禁止となっている内殿にまで参観するなど厚いもてなしを受け、当初の予想を上回る訪問となった」と感想を述べ、このため鄭院長率いる訪問団が台湾を訪れる際にいかにもてなすかを現在前向きに検討中だ、と説明した。
さらに「今回大陸部訪問の成果は実りの多いものだった」と職員は指摘。今後両故宮は共同シンポジウムを開くだけでなく、毎年次の年の協力計画を話し合い、人材の長期・短期交流を行っていくことになった。具体的には、北京故宮の研究員が2010年から長い場合は1年間台湾で専門の研究に携わることができる。
学術・展覧交流の協力についても大きな成果があった。10月に台北故宮が開催する「雍正大展」は両故宮の共同開催というだけでなく、北京故宮から文化財29点を借用することとなり、展示品の数量が拡大された。同展では雍正帝の肖像画が13枚も展示される予定だ。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年2月24日