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カンフーで伝説の「点穴」を体験
発信時間: 2009-02-25 | チャイナネット

 

必要なのは天賦の才

中国のカンフー小説の読者なら、きっと「点穴」という言葉はなじみ深いだろう。人の急所にあたるツボを指で衝くことで、経脈を遮断し動けないようにする技だ。伝説の世界にしか存在しないと思われる技だが、なんとそれを習得している人がいた。

少林寺の関係者によると、「点穴」は少林寺カンフーの一種で、非常に難しいという。それを習得するためには、カンフーの深い造詣が欠かせないが、それ以上に必要なのは天賦の才。今「点穴」を身につけている人はごくわずかで、蔡玉建さんはそのうちの一人だ。

 

突然の激痛

蔡さんは今年50歳。カンフーの名家である梁以全と陳子亮に相次いで師事し、何十年もの練習で徐々に「点穴」を習得した。しかし蔡さんはその後、カンフー界から引退し、2000年に鄭州で技術関係の会社を設立、数年後には香港にも進出した。そのため彼の「点穴」の絶技は、あまり人に知られることはなかった。

「点穴」を確認するために、漢方医の専門家2人と蔡さんを訪ねた。さっそく蔡さんに「点穴」を体験したいと言うと、蔡さんは左手の指で私の右脇をすばやく押した。すると右脇とお腹が内臓が絞られたような激痛に襲われたように感じ、首が麻痺して呼吸もできなくなり、叫ぼうとしても声が出ず、手を動かそうとすると痛みはさらに激しくなる。蔡さんはそれを見て、わたしの両方の肩と脇の下、背中をたたき、身体を曲げて気を吐くように言った。すると激痛は一瞬にして消え、何も起らなかったように元に戻ったのだ。 

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