中国の月探査研究開発プロジェクトが今後民間にも開放され、市場競争が導入される。月探査プロジェクトのうち、市場競争が優先されるプロジェクトについては、今後入札方式により研究開発機構を確定する。現在進められている月探査2期プロジェクト、および探査機システムに関して研究が必要とされる、着陸機・巡視探査機関連の重点技術90件あまりについて、民間機構との協力が急務となっている。「光明日報」が伝えた。

　国防科学技術工業局月探査・航空宇宙プロジェクトセンターは、教育部科学技術司、工業・情報化部科学技術司、航天科学技術集団公司宇航部はこのほど共同で、月探査プロジェクト技術交流会を開催、月探査2期プロジェクト探査機システム専門家が国内30校以上の重点大学から参加した130人あまりの専門家と、90件以上の研究項目について交流を行った。交流を通じ、大学側は月探査プロジェクト研究開発機構に対する関連技術に関する要求と需要を把握した一方、プロジェクト研究開発部門側は国内大学の備える能力および関連技術の掌握レベルについて理解した。

　「人民網日本語版」2009年2月26日