全国人民代表大会代表の張建啓氏(有人宇宙船プロジェクト総指揮、総装備部副部長)は5日午前、中国は新たな宇宙飛行士の選抜を正式にスタートし、最終的には5人から7人が選ばれると発表した。
張氏は新華社の記者の取材に対し、選抜によって誕生した新たな宇宙飛行士は次の有人宇宙飛行に向けた任務をこなす。その任務には、宇宙ランデブー・ドッキング、宇宙ステーションと宇宙ラボの建設などが含まれる。楊利偉氏を代表とする最初の宇宙飛行士と同じく、新しい宇宙飛行士も空軍の飛行士から選抜される。
女性の飛行士が選ばれるかについて、張氏は「全国の国民、特に女性が女性宇宙飛行士を強く望んでいることは十分に考慮する。宇宙飛行士の選抜は必要に応じて規定通り厳格に行われる」と述べた。
新しい宇宙飛行士の誕生後、楊利偉氏やテキ志剛氏ら現在の宇宙飛行士は退役するわけではなく、必要に応じて今後も任務をこなしていく。
中国最初の宇宙飛行士14人は1998年1月に空軍飛行士の中から選抜された。彼らは前後して有人宇宙船である神舟5号、6号、7号の飛行任務を成功させた。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年3月5日