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天文組織が発表した星空ベストテン
発信時間: 2009-03-07 | チャイナネット

 米国のAWB(Astronomers Without Borders)は現在、The World At Night(TWAN)というプロジェクトを実施中だ。このプロジェクトは美しい星空の写真を撮影することを通じて、人類の宇宙における位置を再確認し、その探究心を啓発することだ。

 「人民網日本語版」2009年3月6日

 

夜空の下の中国渾天儀と火星。写真の中で御者座の中に見える最も明るい星は火星で、ちょうど夜の帳の下の中国渾天儀と呼応しているように見える。渾天儀は清朝康熙年間の欽天監(天文観測や暦の制定、時の測定を司った機関)の官員・南懐仁などが製作し、1669年に朝廷に献上された。機器は3層の円環から構成され、上部が丸く下は四角い中国の伝統的な渾天儀の様式だが、尺度と設計原理では西洋の様式と5世紀のプトレマイオスの天動説を採用しており、西洋と中国の科学技術が融合した作品だと言える。こうした渾天儀は日食や月食の要因を科学的に説明できたため、宮廷で使用された後、康熙帝が西洋の暦法を利用したり中国の観測機器を改善したりする上で大きな役割を果たした。


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