油絵の全貌

　英国「デイリー・テレグラフ」紙が17日に伝えたところによると、最近ネット上で「『神曲』をダンテと語る」という名の油絵が人気を博しているという。この油絵には、古今東西の著名な人物103人が細かいタッチで描かれており、中には孫中山（孫文）、毛沢東などの中国人もいるという。

　この油絵は長さ6メートル、高さ2.6メートル。103人の人物のほかに、中国の万里の長城、エジプトのピラミッド、英国のストーンヘンジなどの有名建造物も背景に登場している。

　絵をよく見ると、中国の指導者・毛沢東が中央の円卓でタバコを吸っており、その後ろには、中国人に敬愛された周恩来総理が立っている。マルクスとニーチェがまじめな顔で話し合っており、馬にまたがったチンギスハンとナポレオンはどちらも雄大に見える。米ブッシュ元大統領は望遠鏡を手に持って遠くを眺めており、ビン・ラディンがその後ろに立っている。東条英機は秦の始皇帝の前でひざまずき、後悔の念を表しているように見える。唐代の詩人・李白は椅子に座り、天を仰いで嘆いており、彼の前には酒とタイプライターがおかれている。

　著名人のほかには、クローン羊の「ドリー」が描かれている。このほか、青銅器「司母戊大方鼎」、レコード・プレイヤー、原子爆弾などの発明品の姿も見られる。（編集ＳＮ）

　「人民網日本語版」 2009年3月18日