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空飛ぶ自動車が初飛行、交通渋滞を軽減?
発信時間: 2009-03-20 | チャイナネット

 

 

米国のテラピュジア社は18日、米国のボストン科学博物館での記者会見で「空飛ぶ自動車」を展示し、初飛行が成功したと発表した。

「トランジション」と呼ばれる「空飛ぶ自動車」は、実際に陸上と空で使える軽飛行機で、機体の長さは5.8メートル、翼は8.4メートルで、5日にニューヨーク州のプラッツバーグ国際空港で初飛行が行われ、約900メートルを飛行して無事着陸した。

「すばらしい旅行だった。今までにいろんな飛行機を操縦し、何千時間も飛行してきたが、『トランジション』はとてもすばらしい飛行機だと思う」と話すのは、「トランジション」の試験飛行を担当した退役した元空軍大佐だ。

テラピュジア社CEOのディートリッヒ氏は、「『トランジション』は個人の移動手段の変革で、これに乗れば便利で速く、陸上と空を合わせた完璧な旅になる」と述べ、「『トランジション』はほかの空飛ぶ自動車と違い、翼を折り畳むことができる。また操縦者がボタンを押すと翼は自動的に開き、飛行機への変身もわずか30秒しかかからない。また翼を収納すると普通車と同じ大きさになるため、ガレージにも入る」と紹介する。

「トランジション」の変身は速く、ガソリンの消費量も少ない。1リットルのガソリンでは、時速185キロで12.75キロ飛ぶことができ、地上での最高時速は128キロ。操縦には小型スポーツパイロット免許が必要だ。価格は約19万4000ドルを予定しており、2011年から量産を計画している。

 

「チャイナネット」2009年3月20日

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