中国客家(ハッカ)博物館が16日、広東省梅州市に開館した。
同館は敷地面積1万5千平方メートル、中国客家博物館本館と黄遵憲記念館、大学校長館、将軍館の各分館から構成される。
館内のテーマコーナー「客家人」には、客家の源流、風俗、住まい、文化、精神などの内容が展示されている。
客家文化の源は中原地区にあり、その歴史は古くまでさかのぼる。東晋代から明代・清代にかけて、客家の祖先は戦乱と飢餓を避け、中原から南方にかけて5度にわたり大移動、独特の客家文化を完成させた。広東省梅州市は客家の長期にわたる大移動の終着地で、中国の「純客家地級市」でもある。
同館は今後、中国客家博物館本館をメーンに、引き続き客家扁額館、林風眠記念館、謝志峰藏(チベット)客家文物館、客家系図館、客家民間工芸館、客家書画館などを建設し、客家の歴史文化の発掘により一層力を注ぐ計画。(編集HT)
「人民網日本語版」2009年4月17日