円明園から流出した文化財の1つ、乾隆年間の皇帝玉爾「九洲清安之宝」は29日午後、パリで競売にかけられ、約168万ユーロで落札された。
今回の競売は、今年の初めに行われた円明園ブロンズ像の競売に続く、流出文化財の競売となった。
競売のニュースがメディアで報道された後、中国の学者は、円明園の玉爾を競売にかけるのは単に玉爾の値段を人為的に上げるための商業的な行為だと指摘。円明園管理処も「略奪された中国の文化財を競売にかけることを反対する。これらの文化財は中国に属するもので、すべて中国に返還されるべきだ」と再度態度を表明した。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年4月30日 |