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北京原人発見の周口店で72年ぶりの発掘
発信時間: 2009-05-05 | チャイナネット

北京原人の頭蓋骨が出土した北京周口店原人遺跡の「原人洞」では、5月から約2カ月間、1937年に発掘されてから72年ぶりとなる再発掘が行なわれる。この作業を実施するのは、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所、周口店北京原人遺跡管理所。

1921年の初めての発掘では、「原人洞」から北京原人の化石200点、石器10万点、哺乳動物の化石98種、鳥類の化石62種が出土し、世界の古人類学でも重要な地位を占めている。

「原人洞」は長い年月とともに、ひび割れや空洞化などの状況が発生。そのため今回の作業は保護と修復が主な目的だが、重要な発見の可能性もある。中国科学院古脊椎動物と古人類研究所の高星副所長は、「頭蓋骨はもちろん偶然を期待するしかないが、動物の化石や石器、火を使った跡が見つかる可能性は十分にある」と話す。

今回の発掘作業では、地層の観測、サンプリング、分析、検査が行なわれることになっており、当時の人類が生存していた年代や環境を測定し、周口店遺跡の科学的な研究の基礎を固める以外にも、外観を改善し、よりはっきりした標識を立てるほか、地層の序列の復元なども行なうことにしており、遺跡の展示機能や科学普及のレベルの向上を図る。

 

関連紹介:

 

周口店古代人類文化遺跡

 

「チャイナネット」 2009年5月5日

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