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6千年前の石のこぎり発見、中国最古 洛陽
発信時間: 2009-05-12 | チャイナネット

河南省洛陽市孟津県文化財関連部門が明らかにしたところによると、同地でこのほど、新石器時代(今から約6千年前)の大型の多機能のこぎりが発見された。関連文化財専門家の鑑定の結果、「中国最古の厳格な意味でののこぎり」と判明した。

この石のこぎりは大きな青色石灰岩で作られており、平面はやや長方形で、背部左右両側にそれぞれ1本ずつ柄がある。柄は叩かれて修正され、使用された痕跡がある。文化財専門家は石のこぎりの制作方法(叩き研磨する)から、この石のこぎりが今から約6千年前のものであると確認した。また、のこぎりの背部には叩いたような痕跡があり、くさびとしての機能も兼ね備えていたと推測される。関連文化財専門家は、今回発見されたこの石のこぎりは、「2本柄石のこぎり」と称することができ、既にのこぎりの基本形態を備えた、「中国最古の厳格な意味でののこぎり」だという。

「人民網日本語版」2009年5月12日

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