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ドイツで3万5000年前の裸体女性の彫刻を発見
発信時間: 2009-05-15 | チャイナネット

 考古学者がドイツ南西部で先ごろ、マンモスの牙に彫刻された裸体女性の像を発見した。この象牙の彫刻は2008年9月にドイツ南西部のテュービンゲンのある洞窟で発見されたもので、考古学者は今から少なくとも3万5000年前のものだと推測している。このの彫刻は長さ約6センチで、豊かな体つきが強調され、胸と臀部が大きく突出し、四肢が比較的短く表された肉感的な女性の裸体の形だ。彫刻後部には丸い穴が開いており、かつては胸に下げる装飾物として使われていたと科学者は推測している。

 考古学者によると、これは現在までに発見されている最も古い具象的な形象芸術作品の可能性があり、芸術や具象的な思考の起源を理解するのに役立つと考えられる。ケンブリッジ大学人類学者のPaul Mellars氏によると、この彫刻は少なくとも数万年前から人類に性分化の起源があったことを説明するものだという。

 「人民網日本語版」2009年5月15日
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