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中国アニメ産業の中心地帯が形成
発信時間: 2009-05-20 | チャイナネット

人気アニメ「喜羊羊と灰太郎」

 

国家ラジオ映画テレビ総局の発展研究センターが発表した「2009年中国ラジオ映画テレビ発展レポート」は、中国のアニメ産業はいつくかの中心地帯が形成されているとしている。

中央テレビ局や上海美術映画制作所などに代表される大規模なアニメ制作機関は、湖南省、広東省、江蘇省、浙江省、北京市、上海市などにあるアニメ制作会社に追いつき追い越されつつあり、長江デルタや華南、華北、東北、西南、中部地域にはいくつかのアニメ産業の中心地が作られているという。

湖南省のアニメ産業は2008年に発展のピークを迎え、年間の制作時間は433時間20分、制作本数も全国でトップの5分の1を占めた。また同省にある広夢や三辰といった制作会社も全国10大アニメ制作会社の1位と2位にランクしている。

また江蘇省のアニメ産業も2008年に大きな発展を遂げている。テレビアニメの制作は全国で2番目の49部369時間52分で、増加幅も全国でトップ。またアニメ映画も望ましい発展を遂げ、2008年に完成または今も制作が続いている映画は14本だ。

北京市で2008年に認可されたアニメは12部123時間分と、前年に比べて大きく増加した。国慶節の連休期間中に開催された「2008卡酷全アニメ祭」での取引額も1000万元を上回っている。

重慶市は2008年、アニメ技術の開発と研究のために1000万元を投じ、今年から制作をスタート。またベルギーの制作会社と協力した映画「RATES」も終了し、今は重慶テレビの「アニメキャラクターの司会者」に取り組んでいるところだ。

2008年に中国全国で制作されたアニメは史上最高の249部13万1042分で、制作本数は2007年に比べて33.87%、時間では28.96%増加した。

 

「チャイナネット」 2009年5月20日

 

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