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中国初の火星探査機、年内にも打ち上げへ
発信時間: 2009-06-02 | チャイナネット

 上海航天局の張偉強・共産党委員会副書記は「第3回上海国際航空宇宙技術・設備展覧会」で、中国初の火星探査機「蛍火1号」が今年中に打ち上げられると紹介した。「蛍火1号」はすでに開発段階の実験と検証を通過しており、まもなく「出発待ち」の状態に入るという。2010年には火星に到達し、科学探査を展開する予定。

 火星探査は有人宇宙飛行と月探査に続き、中国の重大な宇宙探査プロジェクトであり、中国が初めて展開する外惑星の宇宙環境を探査する活動でもある。このプロジェクトはロシアとの協力で進められている。

 張氏によると、この探査機はロシアのロケットに搭載され、ロシアの火星衛星「フォボス」から土壌サンプルを回収する宇宙飛行器「フォボス探査機」も一緒に打ち上げられる。約3億8千万キロメートルを10カ月かけて飛行し、2010年に火星の周回軌道到着する予定。

 「蛍火1号」の探査任務は、火星探査と宇宙環境の探査のほか、火星から水が消えた謎などを探り、中国の次なる深宇宙探査のための基礎を打ち立てる。

 張氏によると、「蛍火1号」は火星に上陸することなく、楕円を描いて軌道上を周回する。また今回の探査は、中国の火星探査の「周回、着陸、帰還」の3ステップ計画の第一歩を印す重要な部分でもある。ロシア側の火星探査機は火星にある衛星に着陸する予定、それぞれが異なる任務を遂行する。(編集KA)

  「人民網日本語版」2009年6月1日

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