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世界最大口径広視野の望遠鏡開発に成功
発信時間: 2009-06-05 | チャイナネット

 

中国科学院国家天文台興隆観測基地が開発した「広視野多目的光ファイバー分光観測天体望遠鏡」が4日、国の検査を通過した。

この望遠鏡の製作費は2億3500万元で、高さは15階の建物に相当する。このプロジェクトの総エンジニア崔向群氏によると、この望遠鏡は夜間1時間半の観測で、最も多い場合は4000の天体スペクトルデータを得ることができるという。

今後3年から5年はこれを利用して、2万4000平方度の範囲にある250万個の恒星や250万の星団、100万種の天体のスペクトルデータを入手する。また光学システムで同時に2つの大きな鏡面をつなぎ合わせたり、4000本の光ファイバーによる高精度の測定などは世界でも初めてだ。6年後には1000万の天体スペクトルデータが期待されており、これらの全てのデータは世界の科学界に公開される。

 

「チャイナネット」 2009年6月5日

 

 

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