科学者たちは現在、「化学的な鼻」の開発に力を注いでいる。この鼻は様々な種類のガン細胞をかぎ分け、正常ではない細胞を発見することができるという。将来はガン診断がこうした新たな発明によって行われる日が来るのかもしれない。国外メディアが伝えた。
米国の全米科学アカデミーに23日に発表された公報で、こうしたガン検出機能のある電動鼻が紹介されている。この鼻は細胞サンプルを処理し、人の鼻が匂いの感受器を用いて匂いを検出するのと同様に、人体に有害な細胞をかぎ分ける。
この技術は強力で大きな適応能力を持つ。人類の鼻は新しい匂いを嗅ぐと大脳がその新しい匂いを記録し、以前に記録した匂いを思い出す。「化学的な鼻」もこうした機能を持ち、ガン細胞をマーキングすることが可能で、必要な時には新たなモデルを生み出して記憶ベースに保存し、実践の中で再び検出する。このため適応性が強く正確だという特徴を持ち、さまざまな種類のガンを検出することができる。(編集YH)
「人民網日本語版」2009年6月26日