上海・来福士広場(ラッフルズシティ)に29日午後、「トランスフォーマー」のコスチュームを身につけた男性が出現し、人々の注目を集めた。市民の多くは「このようなパフォーマンスはもう見慣れている。驚かない」とコメントしている。
記者が現場に到着すると、銀色と青の巨大なコスチュームを身にまとい、ラッフルズシティ一階ホールを歩く男性の姿が目に入った。やじ馬のなかにはカメラを取り出し、撮影するものもいた。男性はしばらく歩き続けたかと思うと、突然地面に伏せてコスチュームの部品をつなぎ合わせ、なんと10秒ほどで車の形に早変わりし、やじ馬からは称賛の声が上がった。マーケットの入り口で、この男性は白い掛け軸のようなものを取り出した。掛け軸には「蹴館(道場破りの意)」と書いてあった。
この男性はトランスフォーマーが大好きな大学生で、コスチュームはボール紙、発泡スチロール、絵の具などで手作りしたものだという。今回の行動の目的は、中国人に、もっと自国の文化への関心を高めるようアピールすること。「現在『トランスフォーマー・リベンジ』が大人気で上映されているが、映画に登場するのは皆米国の文化だ。中国人が作ったSF大作が早く見られることを祈っている」。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年7月1日
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