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中国のGPS業界、海賊版被害に頭抱える
発信時間: 2009-07-02 | チャイナネット

 1日に開かれた「全国地理情報産業サミット」で、国内のGPS業界が急成長していることがわかった。同業界の総生産は500億元を上回り、利用者はすでに500万人を超え、毎年数百万人のペースで増えているという。「人民日報」が2日に伝えた。

 これと同時に海賊版のデジタルマップも市場に氾濫し、ナビゲーション業界の発展を妨げている。

 デジタルマップの海賊版は非常に深刻な状況にまできている。大まかな統計によると、正規のソフトウェアは海賊版よりも2倍以上市場価格が高く、海賊版を買う人のほうが圧倒的に多いため、これが中国のGPS業界の発展を制約する大きなボトルネックとなっている。大量の海賊版が市場に出回り、大部分のソフトウェアメーカーや地図メーカーはいくら投資しても回収が難しいという長期的な赤字を強いられ、業界の継続的な発展にまで直接影響してきている。

 デジタルマップメーカーへの海賊版危害はさらに大きい。いくつかの主流メーカーは千人以上のスタッフを抱えており、制作した地図から利益が出なければ、地図の制作や更新、品質向上に大きく影響する。中国南部には地図データを内蔵しないナビゲーション機器を生産するメーカーが多くみられる。多くのメーカーはこういった機器を購入して、自分で地図データを組み込み販売する。これが海賊版に生存の土壌を与えている。海賊版を取り締まるにはこの市場も規範化し、海賊版の生存の土壌を消去する必要がある。(編集KA)



 「人民網日本語版」2009年7月2日

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