中国第3代原子力プラント「AP1000」の自主化の拠り所となる、山東省海陽原子力発電所第1期計画の保険協議が8日、済南市で結ばれた。保険料は220億元。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
「山東海陽原子力発電所第1期計画保険協議」と銘打ったこの文書は、山東核電有限公司が8つの保険会社と結んだもの。うち中国人民財産保険を筆頭保証人とし、保証率は40%で、残りは7社が共同保証人となった。8つの保険会社は、山東省海陽原子力発電所第1期計画の建物設置工事に関わる一切のリスクと第三者賠償責任リスクを保障する。
山東核電有限公司の王鳳学総経理の紹介によると、山東海陽原子力発電プロジェクトは100万キロワット級の発電ユニットを合計6基建設する計画で、さらに2基の拡張が可能だという。第1期計画では、400億元を投じて125万キロワットの発電ユニットが2基建設される。1基目のユニットは2014年に運営を開始する予定だ。現在、海陽原子力発電所第1期計画の建設は順調に進んでおり、1号、2号ユニットの掘削工事はすでに国家原子力安全局の安全検査を通過した。8月末には最初のコンクリートを流し込み、主体工事が本格的に始まる。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年7月9日