このほど開催された「2009 NIST」言語識別評価コンテストで、安徽科大訊飛科技が出品したシステムが、高難度混交方言テストで優勝、一般評価指標で第2位という好成績を残した。中国が世界的な音声技術の分野で確固たる最先端の地位を獲得したことを意味する。
NIST言語識別評価コンテストはNIST(米国技術標準局)が主催する大会で、世界で最大規模の、影響力が最も大きい言語識別テストとして知られ、2000年以降、NISTが主催する言語技術関連評価の一項目となった。言語識別とは、任意の音声が属する言語の種類を識別することで、音声識別の核心技術のひとつでもある。今回のコンテストには、マサチューセッツ工科大学(MIT)をはじめとする世界に名立たる15の音声研究機関が参加した。
NIST言語識別評価コンテストでの優勝は、国際的な音声技術研究という先端分野での中国の音声技術の地位をいっそう確固たるものにしたほか、安徽科大訊飛科技がすでに音声合成、音声識別、口語評価といった音声技術の要となる分野で、世界でも最先端の水準にある、独自の知的財産権をもつ核心技術の成果を手にしていることが十分に体現された。これは、各分野でさらに踏み込んだ音声技術の応用を推進する上で重大な意義をもつ。
「人民網日本語版」2009年7月13日 |