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中国科学院、農業用水に関する実験室を開設
発信時間: 2009-07-15 | チャイナネット

 「中国科学院農業水資源重点実験室」の開設式および第1回学術委員会成立大会がこのほど、中国科学院の遺伝発育生物学研究所農業資源センターで開催された。中国科学院のウェブサイトが13日伝えた。

 遺伝発育生物学研究所の馬七軍副所長が、重点実験室の学術顧問と第1回学術委員会のメンバーに招聘状を手渡した。小麦育種の専門家・李振声氏、農業節水の専門家・山侖氏、水文水資源学の専門家・劉昌明氏が学術顧問を担当する。学術委員会は13人の専門家で構成され、氷河水資源・気候変動学の専門家で中国科学院と第三世界科学院のアカデミー会員でもある秦大河氏が学術委員会の主任を担当する。

 学術委員会の秦大河主任の主宰で第1回学術委員会会議が開かれた。重点実験室の楊永輝主任がまず、実験室成立の背景と意義、研究の基礎、研究の方向と目標、メンバー構造、科学研究の条件、国際協力、管理と運営体制、目下の業務重点、存在する問題、今後の業務計画などについて詳しく紹介。続いて劉孟雨研究員、張喜英研究員、楊永輝研究員がそれぞれ、水を効率よく利用した作物の生理メカニズムおよび遺伝学の基礎、田畑の水循環と調整メカニズム、地域の農業用水といった3つの研究方向に関する報告を行った。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年7月14日

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