江西省景徳鎮市で開かれた「AC313耐航作業トップ定例会」で、中国航空工業ヘリコプター有限公司が開発した13トン級ヘリコプター「AC313」の初フライトが年末に行われることが明らかになった。新華社のウェブサイト「新華網」が13日伝えた。
AC313は、従来のヘリコプターをもとに、最新技術を採用し、世界で導入されている耐航基準に基づき、国際的にも通用する耐航審査手順を取り入れて自主開発した新型のヘリコプターで、高温や低温に強く、山間部など複雑な地域での使用条件も満たす。
AC313は、中国航空工業傘下の中国航空工業ヘリコプター有限公司が開発したもの。研究・開発業務はすでにサンプル機の製造段階に入っており、テストフライトの各準備作業も同時に進められている。計画では今年12月には初フライトが実現し、2010年には耐航性が認定される見通し。
13トン級の中大型ヘリコプターであるAC313は、キャビンが広く、積載能力も高く、改造すれば広範囲に適用でき、航程距離が長いという特徴をもつ。中国では2020年までに13トン級のヘリコプターの需要量が360機に達する見込み。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年7月14日