中国とパキスタンが共同生産する戦闘機「JF-17」は、パキスタン航空複合体(PAC)で期日どおりに組み立てがスタートし、同機の共同生産プロジェクトが新たな段階を迎えた。中国新聞網が15日伝えた。
戦闘機「JF-17」は03年8月25日に中航工業成飛公司で初フライトに成功、技術が成熟してから初フライト成功までわずか23カ月しかかからず、中国航空発展史上の新記録を打ち立てた。同機は中航工業成飛公司とPACが共同で開発・製造する小型多目的戦闘機で、最先端の設計と技術を採用しており、第3世代戦闘機の総合戦闘機能を有する。このほか、小型、ローコストなどの特徴があり、近代戦争のニーズと軍用機の市場ニーズにもマッチしている。
中航工業成飛は協力計画に基づき、今年6月から共同生産プロジェクトの技術指導を行う専門家グループをパキスタンに派遣し、組み立て段階での協力を行ってきた。
同機の組み立てが始まったことは、中航工業成飛の軍用機対外貿易モデルが、単一的な完成品の輸出から、製造技術の輸出へとシフトしたことを意味し、中航工業成飛が国際軍事貿易市場を引き続き開拓、発展させ、国際協力分野を拡大する上で、堅実な基礎を打ち立てた。
「人民網日本語版」 2009年7月16日