北京市交通委員会の劉小明・主任は15日、北京市交通科学技術革新大会に出席し、独自開発の中低速リニアモーターカーを北京市の軌道交通ラインでモデル運行させていくことを明らかにした。京華時報が16日に伝えた。
市交通委員会情報センターの王剛・主任によると、中国が完全な知的所有権をもつ中低速リニアは、北京での運行ラインを選定していくという。
時速400-500キロメートルの高速リニアと比べ、中低速リニアの最高時速は約100キロあまり。さらに、客を乗せた場合の安全時速は60-80キロとなる。普通の地下鉄や高速リニアと比べると、中低速リニアの騒音は小さく、電磁波も少ない。このため、中低速リニアは主に市内路線で使われ、市民の乗車に便利なようにコミュニティー内などに駅が建設される見込み。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年7月16日