中国は現在、国際天文学連合(IAU)が発表した月面の地名について、使用上の混乱を招かないよう中国語訳の標準化を進めている。中国新聞網が15日伝えた。
民政部はこのほど公式サイトで、月面の地名の通称を公開募集する旨を発表した。中国地名管理規定と国連地名標準化会議(UNCSGN)の「各国は自国の言葉と文字を使い月面の地名を表記すること」という決議に基づき、全国地名標準化技術委員会は、IAUが発表した天体の地名に対し、中国語訳の標準化を進めている。
IAUが発表した月面の地名リストに含まれる18種類の月面の地理実体類型も月面の通称とする。関連出版物や学術機関紙で月面の通称訳が一致していない。特に「クレーター」の訳し方は多岐にわたる。こういった状態が存在すれば、月面の地名を正確に使用する上での影響が免れない。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年7月16日