イギリスと米国の約1400人の高校生が19日、中国国家中国語普及指導グループ(以下は国家漢弁)が主催する「中国語ブリッジ―英米高校生サマーキャンプ」に参加するために北京に集まった。学生たちはこれから20日間、切り絵や書道、水墨画、武術など中国の伝統文化を学び、多彩な中華文化を体験することになっている。
イギリスから来た12歳のディアンナさんは、北京の全てが独特でおもしろいと言う。彼女の祖父は香港で育ち、幼い頃から祖父が話す古い中国に憧れてきた。今回は自分の目で中国を見ることができ、「今の中国は祖父が語った頃よりもはるかにおしゃれ」と非常に興奮している。
北京外国語大学の劉小雅さんと張晨辰さんは、外国の学生にサービスを提供するボランティアだ。「これは友だちを作るいいチャンスです。学生によっては中国に来る前すでに自分の見方がありますが、私たちとの付き合いを通じて考え方が変わり、そのうえ友だちにさえなりました」
学生たちは北京での活動が終わると、上海市や河南省、陝西省、雲南省など10の省や直轄市を訪問して地元の交流活動に参加し、中国の学生の学習や生活を体験することになっている。
国家漢弁の王永利副主任は、このサマーキャンプは主に英米の中・高校生を対象にした中国の言語と文化を体験する活動で、主旨は世界の学生の交流を増進し、英米の中・高校生の中国文化への理解を深め、学生たちの中国語学習の意欲を引き出すことにあると話す。
国家漢弁は2006年から外国の中・高校生を対象にした中国語サマーキャンプ活動を開催し、今までに約3800人の各国の学生を受け入れている。
「チャイナネット」 2009年7月20日 |