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空気力学の国家重点実験室が設立
発信時間: 2009-07-24 | チャイナネット

中国唯一の「国家空気力学重点実験室」の設立式典が23日、空気動力研究基地で行われた。同実験室は、中国の空気力学の基礎研究を推進し、経済・社会の発展と国家安全戦略を保障する重要な役割を担う。「科技日報」が23日伝えた。

科技部の曹健林・副部長は式典で次のように述べた。空気力学は、宇宙航空事業と国家安全戦略を支える重要な基礎である。中国は日進月歩の空気力学に対する戦略的需要がどんどん強くなっている。空気動力研究基地に空気力学重点実験室を建設することで、同基地の人材、設備、技術、情報、成果などの有力な資源を十分に活用し、科学研究と学術交流における一流のプラットフォームを提供するほか、空気力学の基礎的あるいは最前線の問題に対し長期的、系統的に掘り下げて研究を進め、より大きな成果の獲得を目指す。

空気動力研究基地は長年科技部などの関係部門の指導のもと、合理的な空気力学の基礎理論体系を構築し、重点実験室の設立に向け多くの技術的なストックを集めた。多くの技術スタッフが、中国の宇宙航空、地上交通、風力発電などの分野の発展を制約する問題解決に取り組み、風洞試験により数百項目の新技術を発展させてきた。その中には、中国産戦闘機「J-10(殲十)」や、宇宙船「神舟」など多くの飛行体の開発も含まれ、数々の技術的な難題を克服し、世界最先端ともいえる重大な研究成果を残した。

「人民網日本語版」2009年7月24日

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