エアバス社の天津組立工場で組立てられた初のエアバスA319型機が23日、海南航空公司傘下の金鹿航空公司に引き渡された。天津工場で組み立てられたA320シリーズの飛行機としては2機目となる。新華網が24日に伝えた。
同機の座席(計144座席)は全てエコノミークラスで、主に観光用チャーター機として使用される。同機は24日、西安から長沙を経由して厦門(アモイ)へと向かう、初の商業フライトが行われた。
エアバスA320シリーズの天津組み立てラインは、ヨーロッパ以外では初となるエアバス社の組み立て生産ラインで、エアバスA320シリーズのうち、A320・A319の2種類の組み立てが行われる。天津で組み立てられた初のエアバスA320型機は今年6月23日、奇竜航空租賃有限公司に引き渡され、四川航空公司が運営している。
すでに引き渡されたこれら2機の飛行機のほかに、エアバス天津工場では現在10機の組み立てが行われている。今年はA320シリーズ機11機が完成される予定で、うちA320型機は7機、A319型機は4機。天津工場は2011年年末までに、毎月4機の飛行機を組み立てられるレベルに達する見込み。
「人民網日本語版」 2009年7月27日 |