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中国南極観測隊が凱旋帰国
発信時間: 2011-04-07 | チャイナネット

夏季の各観測任務を完了した中国第27次南極観測隊は4月1日、極地科学調査船「雪竜」で上海浦東の極地観測国内基地専用埠頭に到着した。計190人からなる同観測隊は2010年11月11日に深セン塩田港から出発、総航程は約2万海里に上り、31項目の科学観測任務を完了した。科技日報が6日に伝えた。

今回の任務では、隊員たちは南極内陸部の最高点「ドームA」において、マイナス58度という過酷な寒さの中、より年代の古い氷床コアを取得するために、氷床コア採掘場の床板敷設と、ボーリング溝の開削任務を完了したほか、世界最高緯度の天文台建設に向けた位置測定、自動サポートプラットフォーム建設任務を完了、さらに崑崙基地の前に胡錦濤総書記直筆の碑を打ち立てた。

現在、29人の越冬隊員が南極長城基地、中山基地に滞在している。彼らは今後1年半にわたり、気象、生態、オーロラなどの観測研究や保障任務を行っていく。

雪竜は今回の任務で初めて南極大陸ドームに直接接近、新たなドーム上陸点を選んだほか、冬の初めに1つ当たり25トンの大型設備を下ろすという新記録を達成した。(編集SN)

「人民網日本語版」2011年4月6日