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アマゾン「中国書店」提携業務スタート サービス開始式典が北京で開催
発信時間: 2011-09-30 | チャイナネット

启动

国家新聞出版総署の柳斌傑署長、鄔書林副署長、中国外文局の周明偉局長、アマゾン社の副総裁Jon Fine、中国国際図書貿易集団の孟祥傑総経理が式典に参加。

 

国家新聞出版総署の柳斌傑署長

 

中国外文局の周明偉局長

 

2011年9月29日、中国国際図書貿易集団有限公司およびインターネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コム提携によるアマゾン「中国書店」の業務サービスが稼働し、それを祝う式典が北京で盛大に執り行われた。国家新聞出版総署の柳斌傑署長および鄔書林副署長、中国外文局の周明偉局長らが参列した式典では、中国国際図書貿易集団の孟祥傑総経理、アマゾン社の副総裁Jon Fine氏などの顔ぶれが揃っていた。

柳斌傑署長は式辞にて、「体制の改革により出版社の活力が高まり、海外向け出版プロジェクトが着実に推進されるに従い、中国はすでに海外向け販売が可能な優れた出版物を数多く生み出している。だが、海外向け販売ルートがスムーズに流れない問題も著しくなっており、中国の出版物の輸出を阻むボトルネックとなっている。この度、中国国際図書貿易集団はアマゾン社と業務提携し、『中国書店』プロジェクトを立ち上げた。インターネット小売り最大手のアマゾン社が持つ、成熟したオンライン販売のプラットフォームや先端技術・全世界における影響力を利用することで、中国の図書が世界中でオンライン販売されることとなった」と述べている。

周明偉局長は式辞にて、「中国国内の出版社は今、国際的な交流の重要性をひしひしと感じるようになっている。中国外文局が所管する最大の企業である中国国際図書貿易集団は、長期に渡り、中国出版物の輸出に尽力してきた。書籍・雑誌・新聞など各種出版物の年間輸出額は全国の50%以上を占めており、中国出版物の海外向け業務においてリーダー的地位を築いている。中国国際図書貿易集団とアマゾン社という特色ある、高い実力を持つ企業が業務提携し、ビジネスモデルおよび市場運営により中国出版物の海外向け販売ルートを共同で切り拓けば、中国と外資系企業による出版・発行業務提携の模範的な先例となること間違いなしである」と述べている。

アマゾン「中国書店」は今年8月より試験的な業務をスタートしている。アマゾン・ブックのホームページ(www.amazon.com/books)上にバナーが掲載されており、消費者および読者はクリックするだけで簡単に「中国書店」のウェブサイトにリンクできるようになっている。アマゾンが「中国書店」用に申請したサブドメインはwww.amazon.com/chinabooksおよびwww.amazon.com/china-booksである。現在、アマゾン・ブックのホームページに設置されているのは7書店で、そのうち中国書店(China Books)は唯一、国名を冠した書店となっている。また、「中国書店」のように「国」をテーマにした書店はアマゾン・ドット・コム初である。今の時点で、1,000種以上の中国図書が米アマゾン・ドット・コム上でオンライン販売されている。アマゾン「中国書店」は、中国文化を愛し、中国出版物を買い求める海外の読者に便利なサービスを提供している。予測では、アマゾン「中国書店」でオンライン販売される中国図書の数は、半年後には5万種に、1年後には10万種に増えるだろうとされている。中国図書のオンライン販売の規模は今後、拡大し続けるはずである。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月30日