北京航天飛行コントロールセンターのスクリーンに映し出された帰還のシミュレーション映像 

専門家は、「天宮1号」と「神舟8号」の2回のドッキング成功は、中国の宇宙技術の発展の経験となり、将来の「神舟9号」と「神舟10号」の打ち上げ、2020年頃に予定している中国初の宇宙ステーション建設にしっかりした基礎を築いたと見ている。また、これらの技術を習得したことで、世界の宇宙技術分野における中国の発言権は高まったとしている。

「天宮1号」は引き続き軌道上を飛行　有人宇宙ステーションの長期運営へ

ドッキング目標機「天宮1号」は、無人宇宙船「神舟8号」と分離後も軌道上を飛行し続ける。設計寿命は2年で、来年には「神舟9号」と「神舟10号」、中国の宇宙飛行士を迎える。