中国有人宇宙プロジェクトのスポークスマンは9日、中国初の有人による宇宙空間ドッキング任務を行う宇宙船「神舟九号」、これを搭載する長征二Fロケットがすでに酒泉衛星発射センターの有人宇宙発射台技術エリアから発射エリアに移動したことを明かした。これは、地球を周回している実験用モジュール「天宮一号」と「神舟九号」の有人ドッキング任務が最終準備段階に入ったことを意味している。計画に基づき、宇宙船「神舟九号」は6月中旬、条件のよいときを選んで発射される予定である。

「神舟九号」は、推進燃料注入後、搭載ロケットに接続され完成形に合体する。9日10時30分、完成体を搭載した移動発射台は総合テストビルに移動し、無事に発射台に設置された。続いて宇宙船、ロケットの機能テスト、有人ロケット総合テストなどを行う。

現在、天宮一号と神舟九号の有人ドッキング任務のさまざまな準備作業は順調に進んでいる。