多くの女性から見れば、商業化された「七夕節」もそれほどロマンチックではないのだ。「80後(80年代に生まれた人)」独身女性の黄平麗さんは記者にこう言った。このような消費至上主義のお祭り方式では何のムードもないし、消費の日として演出化された中国バレンタインデーと西洋のバレンタインデーとどこが違うんだろうか。
彼氏と付き合って3年になった呉慶玲さんは、彼氏が自分に中国らしさのあるロマンチックな「七夕節」を過ごさせてくれるよう希望しているが、花を贈ってくれたり、食事をしてくれたり、映画を一緒に見たりするなんかではない。彼女は、超過密状態であるカップルの集まる場所で、列に並んで席を待つことよりも、むしろ散歩しながらお喋りした方がリラックスできると思っている。
22日、「第五回中国(沂源)七夕カップル祭り)が山東省沂源県の牛郎織女観光地で開催された。当日、全国から5万人の観光客が沂源に集まり、共に「七夕」を過ごした。今回の七夕カップル祭りでは、多種多様な文化観光活動を通して、愛の文化の内包を展示している。お祭りの間に、最も美しい愛の物語エッセイ賞、「絵で沂源を語る」というテーマの写真展、無形文化遺産の民間伝承職人による芸能展示、七七縁日、七夕カップル祭りキャンプ大会といった十数項目の文化観光イベントが行われる予定だ。