米国立衛生研究所(NIH)が支援するある研究の結果、毎日マルチビタミンを摂取することで、50歳以上の男性のがんリスクを下げられることが分かった。新華社が報じた。
同研究には、50歳以上の男性医師約5万人が参加し、毎日セントラム社のマルチビタミンもしくはプラセボを10年以上にわたり摂取した。その結果、マルチビタミンを摂取したグループのがん発症率は、プラセボを摂取したグループよりも8%低く、がんによる死亡率も著しく低かった。
同研究報告は「米国医師会雑誌(JAMA)」オンライン版に掲載されたほか、米国癌学会の年次総会でも発表された。研究を担当したハーバード大学医学部付属ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の副教授は「現在、マルチビタミン中のどの栄養素ががん防止に役立ったのかはわからないし、この研究結果が女性や50歳以下の男性に適用できるかどうかもはっきりとは言えない」としている。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年10月19日