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japanese.china.org.cn | 03. 12. 2012 |
現地時間2012年11月27日、ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所の一部の防護カバー宏治がこの日始まった。目下、建設中の防護カバーは覆うためのもので、ここから原発内部の原子炉の取り外し、放射性物質の除去作業などが展開される。おそらく防護カバーは2015年年末には完成予定だが、この工事はさまざまな課題に直面している。
チェルノブイリ原発は旧ソ連最大の原子力発電所で、1986年4月26日、この原発の4号機が爆発、世界で最も深刻な放射能漏れ事故が発生した。当時旧ソ連は、コンクリートなどの材料を使って原子炉を密閉した。この保護構造は「石棺」と呼ばれた。だが、「石棺」は本来の計画で10年しか持たないはずがすでに26年が経過し、表面には亀裂が見えるようになった。ウクライナはこの「石棺」の外側にアーチ型の鋼鉄構造の外殻を追加し、放射性物質の拡散を防止しようとしている。
しかし、このプロジェクトは現在さまざまな課題に直面している。防護カバーを設置する前に原発の煙突を除去する必要がある。しかし、この煙突の中に放射性残留物が付着しており、間違えれば危険物質が大気中に放出されてしまう。政府関係者は計画通り、チェルノブイリ原発の除去作業には100年かかると考えている。彼らの楽観的な予測では将来的に観光スポットになるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月3日
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