米国のウェブサイト「Odditycentral」の6月24日の報道によると、毎年3月から6月にかけて、全長14キロの富山湾海岸線は蛍光色の青い光に照らされ、美しい情景となる。しかし、この奇観は人工的なものではなく、無数のホタルイカによる自然現象である。
富山湾の海中400メートルのところには大量のホタルイカが生息している。ホタルイカはほとんどの時間を海底で暮らし、毎年3月から6月になると産卵のため海面に上がってくる。この時期、夜になると富山湾沿岸のホタルイカは一斉に青い光を放ち、海岸を明るく照らす。富山湾の独特な風景であるその様子は夢幻のようであり、多くの観光客を引きつけている。
富山県滑川市には世界唯一のホタルイカ博物館もある。同館には各種のホタルイカに関する展示物や体験活動があり、国内外から多くの観光客が訪れる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月26日