イギリスの『デイリー・メール』によると、ブラジルのある刺青師は、家庭内暴力で怪我をした女性に傷跡を隠すための刺青を無料で入れ、彼女たちが自信を高められるよう手助けしている。

31歳の刺青師フラビア・カルヴァーリョさんの怪我をした女性を無料で助けるという考えは、実際にあった感動的なストーリーから生まれたという。2年前、ある女性が知らない男性の誘いを断った際にナイフで切りつけられ、刺青でその傷跡を隠そうとした。その客はきれいな刺青に感激し、カルヴァーリョさんも感動し、被害を受けた女性の傷跡を隠す手助けを無料で行おうと考えた。彼女はこのプロジェクトを「花の肌」と名づけた。

より多くの家庭内暴力で怪我をした女性や乳房切除を受けた女性を助けるため、カルヴァーリョさんはフェイスブックで女性客の刺青前後の写真と背景をシェアした。その後、世界各地の女性たちが連絡し、自分が傷を負った経歴を話すようになった。

カルヴァーリョさんは、このプロジェクトはまだ微々たるものであり、世間には多くの関心を寄せるべき出来事があり、手助けが必要な人たちがいると考えている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」 2015年9月15日