展示作品(一部)
「中国『新徽派』美術作品展」と題した芸術交流イベントが先般、東京にある東京中国文化センターで開幕した。安徽省の25名の芸術家が創作した50点余りの絵画作品が展示される。人民網が伝えた。
今回のイベントは安徽省文学芸術会連合会、安徽省美術家協会、東京中国文化センター、株式会社黄山美術社等団体が共同で開催しており、中日両国の文化芸術交流促進を目的としている。在日本中国大使館の汪婉参事官、鳩山由紀夫元首相・鳩山幸夫妻、安徽省美術家協会の楊国新主席、日本の有名女優である中野良子さん、東京中国文化センターの石永菁センター長、株式会社黄山美術社の陳建中社長等が開幕式に出席した。
鳩山元首相は開幕式の挨拶の中でまず安徽省のすばらしい風景に触れ、かねてより安徽省の黄山を訪れ、自分の目で黄山の絶景を見てみたいと思っていると語った。また「安徽省の美しい自然が芸術家たちに多くのインスピレーションを与え、優秀な芸術作品を創作するのに役立っているのだろう。日本の人々がこれらの作品を通じて、中国への理解を深め、両国の交流を促進し、中日関係がより一層改善することを望んでいる」と挨拶した。
汪婉参事官は「絵自体の独特さ以外にも、安徽省には徽派の建築、徽劇、徽菜(料理)、徽派文化という中国文化の重要な流派がある。徽派文化から中国文化の幅広さと深みの一端を知ることができるだろう。現在、中日関係はいまだ芳しいとは言えないが、このような文化芸術交流活動が中日関係の潤滑剤となることを望んでいる」と挨拶すると共に、当日の交流イベントに参加した日本側出席者に対し、彼らの中日交流活動へのサポートと積極的な関与が中日友好に貢献していると敬意を表した。
映画「君よ憤怒の河を渉れ(中国語タイトル:追捕)」等の映像作品で中国で広く知られている女優の中野良子さんも長く中日交流に力を注いでいる。彼女は5日に行われたイベントで「中日関係に問題が生じていることは非常に悩ましいことだ。どのようにすれば中日関係を改善できるかをずっと考えている。中日関係の改善に最も重要なのは、皆が心を合わせて交流をしていくことだ。中日両国は自然環境が異なることなどから、両国の文化や習慣にも異なる点がある。これらの違いを認識することで、互いへの理解を深めていくことができる」と語り、今後も中日交流の促進のために努力するので、力を合わせて努力し、安定した中日関係の構築に努力して欲しいと語った。
楊主席は「中日両国は文化芸術方面での交流が非常に多く、互いに影響を与え合っている。今回は50点余りの美術作品が出展しており、山水、人物、花鳥などの様々なテーマを扱い、その芸術スタイルも様々だ。今回の展示を通じて、日本の芸術家との交流を深め、共に進歩していくと共に、展示を通じて両国の相互理解を深めてほしい」と挨拶した。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年4月10日