インド・ラージャスターン州タール砂漠には、豪邸が建ち並ぶ。これらの豪邸は豪華で美しいが、住む人はいない。かつてはインド人富豪の居住地だったが、都市化の進展により大都市に移住し、これらの美しい建築群が残されることになった。
ここは19世紀、インドの重要な商業都市だった。周辺には100以上の村・集落、50以上の砦と宮殿があった。そのためインド人富豪はここに集まり豪邸を建設し、富裕層の天国にした。しかし1950年代の都市化の発展により、富豪は資産と財産をムンバイやニューデリーなどの大都市に移し、さらには海外に移住した。これらの豪邸は砂漠の中に打ち捨てられ、ゴーストタウン化した。
これらの豪邸内には誰もいないが、美しい建築技術と華やかな装飾は、多くの観光客と芸術家を集めている。人々はこれらの建築により、かつての繁栄に思いを馳せることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月14日